歴史から学ぶお金の話(ビジネス的視点)お金の起源編
歴史から学ぶお金の話(ビジネス的視点)
どうも理系大学生のタクマです!
今回は歴史とともにお金について学ぼう!ということでいわゆる世界経済史について
記事をかこうと思います。
この記事はシリーズとして書いていこうと思っているので、第一回目の今回は、
お金の起源をテーマにしたいと思います。
では、目次です!
1.そもそもお金の起源とは?
2.古代ギリシャとコイン
3.ローマ帝国とお金の価値
4.大航海時代と紙幣
1.そもそもお金の起源とは?
お金の話をするのに避けては通れぬところがお金の起源です。
そもそもお金というのはあくまで概念であるということを知っておく必要があります。
人はもともと物々交換をしていたと言われています。欲しいものを持つもの同士が
お互い納得の上で「物」を交換します。しかしこの「物」というのは実際の肉や魚、米
などの保存が難しい物も多くありました。保存が効きづらくかつお互いに納得できる人
を探すのは大変です。
そこで人は、「物」の代わりになるみんな共通の「価値」を決めて交換しようと考え
ました。まず決めたのが「レート」でした。例えば、豚は米どれくらい、牛は米どれく
らいといった感じです。
基準を米にする地域や、貝、麦、とうもろこしといった具合に地域でよく育ちかつ長持
ちできる物が選ばれました。
こうしてお金という概念の源ができました。しかし、物を統一しても食べ物などの自然
から作ったものでは持ち運びに不便だったり、品質がバラバラだったりとなかなかうま
くいきません。 そこで古代ギリシャがコインを発明しました。
2.古代ギリシャとコイン
かなり現代に近い物が誕生しました。古代ギリシャでは銀でコインを作っていました。
しかし、当時の技術では全く同じ大きさ、形、純度で作ることはできませんでした。
そこで古代ギリシャは「アテナイのコイン」というコインを作った時にフクロウの刻印
を押すことで、コインの価値を保証しました。
3.ローマ帝国とお金の価値
そして古代ローマ帝国では、あまりに大きくなった国にコインの流通量が追いつかず
コインの純度を下げて作りました。刻印で価値を保証しているため本当は価値のない物
をみんなが価値があると思うことで生活の中で使われるという人々の信用の中に価値が
あるという実態のない概念的な考え方になっていきます。(まさにビットコインのよう
ですね)
4.大航海時代と紙幣
そして中世の大航海時代、スペインがボリビアのポトフ鉱山で採れた銀をどんどん使い
コインを作りました。大航海時代ということもあって世界の規模が地球レベルになり
自然の資源である銀などではとても追いつかなくなってきます。(この時代に錬金術
が流行ります)
そこで考え出されたのは、何もコインでなくて良いということ、つまり「紙」の流通
です。
お金として紙を使うことで、お金を刷り放題になります。
しかしその結果インフレを起こしたりと現代の形になっていきました。
いかがでしたでしょうか?
かなり大雑把に説明しました。間違っているところもあるかもしれませんので、面白い
なと思った方は是非自分でも調べてみて下さい!
お金の動きで歴史を考えるというのは現代の今後を考える上でも何かヒントになる気が
します。
これから「お金の動きで歴史を考える」シリーズの記事を書いていこうと思います!